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ハイ・アングル

ハイ・アングル(2021年8月1日号掲載)

▼「感動」とは、人の予想を超えたときに生まれる心の動き。かつて参加した会社説明会で人事担当が学生にそう語りかけた。1998年の長野冬季五輪、スキージャンプ団体の金メダル獲得を好例に感動の本質を説く。時を経て2021年夏。競技者のひたむきな姿は、感動の言葉がふさわしい。

ハイ・アングル(2021年7月15日号掲載)

▼「鱒目仙次(マスメセンジ)」。その名前を目にしたのは四半世紀前。組合関連資料を整理していた時、古い書物の署名にあったと記憶する。後日、当の御仁に名前の意味を尋ねたところ、寄稿を依頼された際『原稿用紙のマス目で1,000文字』との条件だったため、ペンネームにしたらしい。「さしずめ君は“鱒目泥也”だね」と眼鏡の笑顔に対し、内心「“ドロ”の文字はちょっと…」と困惑した当時の思い出

ハイ・アングル(2021年7月1日号掲載)

▼紀元前776年にさかのぼる。今日7月1日は、第1回古代オリンピックが開催された日と伝えられている。発祥は当時のギリシアで、国家間の武力衝突を避ける目的があったという。ギリシア戦士たちは開催期間中、いかなる争いごとを中止して競技に専念した。時は戻り、日本開催を控える2021年。オリンピック憲章の一文には「平和でより良い世界の構築に貢献」と記される。

ハイ・アングル(2021年6月15日号掲載)

▼全国的に例年よりも早い夏日が訪れ、マスクも相まって蒸し暑い日々が続く。この時期に欠かせないエアコンだが、在宅勤務によって各家庭の電力使用量は上昇するものとみられる。しかし、オフィスの空調設備などの消費電力が削減される分、トータルで鑑みれば在宅勤務はCO2の削減効果が認められるとする環境省の試算も

ハイ・アングル(2021年6月1日号掲載)

▼「白い衣装の時はピンスポットが消えても必ず一拍置いて動く」。舞台の中央に立つトップ演者の言葉だ。暗転して直ぐに動き出せば白の残影が見えてしまう。観客の目が暗闇に順応するわずかな時間、その場に留まって闇に消える。観客の没入感を途切れさせない小技と気遣いだ

ハイ・アングル(2021年5月15日号掲載)

▼国内の新型コロナ感染拡大に歯止めがかからない。変異株の猛威もあり、まん延防止等重点措置や緊急事態宣言が発令された地域も増えているが、国民は対策への疲れや日常生活での慣れといった雰囲気が色濃く、新しい生活様式への切り替えも停滞の様相。感染者数はGW明けから急増した

ページ

紙面から

▼G7広島サミットでは各国首脳が意見を交換。ウクライナのゼレンスキー大統領も緊急来日し、ロシアの侵略に直面する同国への支援継続に加え、核兵器のない世界への取り組みやグローバル・サウスとの連携などが首脳宣言に盛り込まれた。議長を務めた岸田首相は、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持といった成果を強調。もっともその意義は将来の世界情勢で判断されるべき


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