日本国内唯一のラベル関連専門紙
 

コンテンツ
HOME
ニュース
ニュースアーカイブ
業界短信
紙面から
最新号 記事インデックス
バックナンバー
連載記事
コラム「ハイアングル」
創刊40周年 特別インタビュー
業界リンク
ラベル印刷会社
資機材メーカー
関連団体
海外
販売物
ラベル新聞
書籍
販売物
お知らせ
問い合わせ
概要
サイトマップ


ラベル新聞 2010年10月1日号ラベル新聞 コラム
世界ラベルコンテスト審査会が米国で開催された。世界各地域のラベル団体組織が27部門にエントリーし、印刷技術力を競い合う。全日シール連は6部門で最優秀賞、3部門で審査委員特別賞を獲得した。周知のとおり、日本の市場はレタープレス主流であり、必然的にそのカテゴリーで最もエントリーが多い。アドバイザーとして出席した下山正彦技術委員長によると、各審査委員も心得たもので、同部門では日本に対し「どうぞ賞をもらってください」状態とか。しかし…▼同委員長は「日本のラベル印刷技術は、もはや抜群に高いと言い切れない。レタープレスも同様」と危機感を募らせる。日本のラベルは世界でマニアック≠ニ称されるほど高品質として認識されている。委員長の発言の真意とは▼印刷機の機能向上により、オペレーターの腕に依存する部分が減りつつある。平圧機に代わり凸版間欠機やフレキソ機などの導入が進み、さらに近年では、デジタル技術に注目が集まっている、デジタル印刷機はもちろん、凸版でもCTPの登場で、技術をことさら必要としない傾向は、時流と言うべきか▼コンテストに際し、技術委員会は国内で厳正な審査を行ったが、ある委員は「とても応募作品とは思えないのもあった」と明かす。印刷の基本ともいえる見当合わせが甘く、黄版が大きくズレたケースも。機械の進歩により、ラベルを製造する人間側の技術に対する向上心低下が囁かれる▼今回のコンテストには5団体からのエントリーだったが、中国やインド、ブラジルなどが今後の参加を表明している。これらの地域はレタープレス印刷も数多く手掛けており、段飛ばしで技術力が進歩している。新興地域が賞を獲得し始めた時、「高い技術力」の看板を失った日本のラベル業界は、一体何をもって世界にアピールするというのか。
 
 


Copyright© Labelshimbun Co. All rights reserved.