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ラベル新聞 2010年10月1日号ラベル新聞 コラム |
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世界ラベルコンテスト審査会が米国で開催された。世界各地域のラベル団体組織が27部門にエントリーし、印刷技術力を競い合う。全日シール連は6部門で最優秀賞、3部門で審査委員特別賞を獲得した。周知のとおり、日本の市場はレタープレス主流であり、必然的にそのカテゴリーで最もエントリーが多い。アドバイザーとして出席した下山正彦技術委員長によると、各審査委員も心得たもので、同部門では日本に対し「どうぞ賞をもらってください」状態とか。しかし…▼同委員長は「日本のラベル印刷技術は、もはや抜群に高いと言い切れない。レタープレスも同様」と危機感を募らせる。日本のラベルは世界でマニアック≠ニ称されるほど高品質として認識されている。委員長の発言の真意とは▼印刷機の機能向上により、オペレーターの腕に依存する部分が減りつつある。平圧機に代わり凸版間欠機やフレキソ機などの導入が進み、さらに近年では、デジタル技術に注目が集まっている、デジタル印刷機はもちろん、凸版でもCTPの登場で、技術をことさら必要としない傾向は、時流と言うべきか▼コンテストに際し、技術委員会は国内で厳正な審査を行ったが、ある委員は「とても応募作品とは思えないのもあった」と明かす。印刷の基本ともいえる見当合わせが甘く、黄版が大きくズレたケースも。機械の進歩により、ラベルを製造する人間側の技術に対する向上心低下が囁かれる▼今回のコンテストには5団体からのエントリーだったが、中国やインド、ブラジルなどが今後の参加を表明している。これらの地域はレタープレス印刷も数多く手掛けており、段飛ばしで技術力が進歩している。新興地域が賞を獲得し始めた時、「高い技術力」の看板を失った日本のラベル業界は、一体何をもって世界にアピールするというのか。
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