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リンテック、ラベルインダストリーグローバルアワード受賞

 英ターサス主催の「ラベルインダストリグローバルアワード」が9月29日、ベルギー・ブリュッセルエキスポで開催された。
 同アワードは、同日開幕した「ラベルエキスポヨーロッパ2015」の併催イベントとして開催されたもので、2004年からラベルエキスポヨーロッパ・アメリカ開催時に催されている。今回は、世界から500人以上の業界人が集う中、「R.Stanton Avery Lifetime Achivement賞」のほか、「イノベーション部門」「サスティナビリティー部門」の3部門の受賞者が発表、表彰され、サスティナビリティー部門で、リンテックが日本企業初の受賞を果たした。写真=受賞の盾を手にするリンテック・大内昭彦会長(右)、左は同部門スポンサーのザイコン、ラベル・パッケージング部門ディレクター Filipe Weymans氏
 サスティナビリティー部門は、ラベル関連サプライヤーとコンバーターが2014年中に開発した持続可能な製品やプロセスを評価するもの。今年はファイナリストにリンテックのほか、エイブリィデニソン、Bio4Life、Dr.Fischerの4社が選ばれ、最終的にリンテックが同賞を獲得した。
 一方、イノベーション部門は、同じく2014年中に、ラベル関連サプライヤーとコンバーターが開発した革新的な技術などを評価するもので、従業員数300人を区切りに2社の受賞者を決める。今年は、301人上のカテゴリーで、エスコ、HP、Revo、Super Film、ザイコンの5社が、300人以下のカテゴリーでは、Any Graphics、GEW、Hybrid Software、岩田レーベル、Lake Image Systems、Rotas、Troika Systems、Web Resourcesの8社がファイナリストに残り、301人以上でHPが、300人以下でGEWとLake Image Systemsが受賞した。岩田レーベルも同部門で日本企業初のファイナリストとなったが、惜しくも受賞を逃した。
 25年以上ラベル産業界に従事、貢献した人物に送られる「ライフタイムアチーブメントアワード」は、毎年アワード前に受賞者が決定、発表されており、今年は前FINAT会長のカート・ウォルカー氏が受賞した。なお、コワイズグループ(ターサス買収前のグループ名、ラベルズ&ラベリング創業者のマイク・フェアリー氏が当時代表)は1992年から同賞の前身となる「マンオブアチーブメント賞」を毎年実施しており、98年にリンテック元相談役の塩飽望氏がアジア初の受賞者に輝いている。
 リンテックは、イノベーションアワードに環境配慮型フィルム系ラベル素材「カイナスシリーズ」の新製品(2014年に開発、日本市場で2月発売)として、「KP5000」(ラベル表面基材)をエントリー。同表面基材は、回収済みPETボトルを原料に製造された再生PET樹脂を、ラベルの表面基材に世界最高水準の80%以上使用したもの。同社は、このメカニカルリサイクルプロセスをラベル市場で初めて成功させ、今回の初エントリーで初受賞となった。メカニカルリサイクルは、Co2排出量を24%削減するなど、従来のマテリアルリサイクルやケミカルリサイクルよりもよい結果を導き出すもので、全体の製造コストもほかのリサイクル済み素材より低減可能なものとなっている点などが評価された。
 審査委員長のマイク・フェアリー氏は、「今回も、多くの優れたファイナリストばかりで、選出は非常に難しかった。その中で受賞された皆さんには、その膨大な努力と業界への献身的な情熱に対して、こころより賞賛の言葉を贈りたい」と述べている。
 なお、今回の審査は、マイク・フェアリー氏を委員長に、トーマス・ハグマイヤー氏(FINT理事長)、アンディー・トーマス氏(「ラベルズ&ラベリング」グループマネージングエディター)、Armin Karl Geiger氏(ナローウェブテック編集長)、Steve Katz氏(ラベル&ナローウェブ編集長)、アンソニー・ホワイト氏(ラベルインダストリーコンサルタント)の6人で実施された。
 
 
 

紙面から

(株)NAロット(東京都台東区浅草、渡邉好造社長、TEL03-5849-4137)はこのほど、樹脂によって吸着する基材「タックライト」シリーズの新製品「エヴァタック オフセット」を上市。これまでインクジェットや電子写真方式に対応するラインアップを展開しており、UVオフセットに印刷適性を示す新製品でさらなる活用シーンの拡大を目指す。


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