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ブラザー工業、IJデジタル機メーカー英ドミノを買収、完全子会社化へ

 ブラザー工業は3月11日、英ドミノ(Domino Printing Sciences plc)を買収すると発表した。買収金額は約1,890億円。

 ドミノはペットボトルや食品パッケージなどへの可変情報の直接印字(コーディングやマーキング)技術で定評のある企業。この技術を生かし、近年はIJ(インクジェット)デジタルラベル印刷機を製造販売。モノクロ機に続き、フルカラー機も発表し、可変情報の高速印刷処理が可能なラベル印刷で世界のラベルコンバーターから高い評価を獲得し、欧米、アジア、中南米など140カ国で導入されている。同社の従業員数は全世界で約2,300人。2014 年10月期の売上高は3億5,000万ポンド。

 一方、ブラザー工業は、中長期ビジョン<グローバルビジョン21>(GV21)で、世界市場で高付加価値機器を販売し、高収益体質になることを目標に掲げており、1兆円企業を目指している。現在は、44カ国に生産、販売、サービス拠点を置き、連結ベースの従業員数は3万3,000人を超えている。

 今回のドミノ買収は、ブラザー工業の強みが生かせる領域での事業基盤拡張に基づくもので、ラベルやパッケージ印刷など産業用プリンティングを有望な事業分野と位置付け、実施。従来のオフィス、家庭向けプリンタ・複合機といったコンシューマー向け機器に加え、今後全世界で最も高い成長が見込まれているラベル・パッケージ印刷を担う産業向けデジタル機もラインアップすることで、同社の企業成長を加速させる見込み。ドミノのデジタルラベル印刷機により、ニーズの高まっているSKUラベルなど多品種少量商品にも対応できる、としている。

  ブラザーは今後ドミノの全株式を買収し完全子会社化する予定で、6月までに手続きを終える見込み。

 写真はドミノのIJデジタルラベル印刷機「N600i」

紙面から

リコーはこのほど、192本のレーザー光源を高速かつ独立で変調駆動させる「高出力レーザーマーカー」と、同レーザー光の波長に反応して発色する層をコーティングしたサーマルメディアの技術を開発した。ラベルやパッケージへ異なる表示を毎分300メートルで印字することが可能。同社では、大量生産ラインでも搬送スピードに追従して可変情報印字を実現する新技術として、年度内での製品化を目指している。


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