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ハイデルベルグ、デジタル印刷への投資加速 今秋ラベル向け発表へ

 独ハイデルベルグは4月10日、デジタル印刷市場への本格進出第1弾として、ラベル向けデジタル印刷機を今秋にも披露する、と発表。デジタル印刷市場の将来性を見込み、電子写真だけでなくインクジェット(IJ)技術も取り込むなど、積極的な投資を進めている。
 同社はこれまで、リコーとのパートナーシップにより、電子写真方式のデジタル印刷システム「ライノプリントC」を発売し、世界市場で400台以上を販売。デジタルとオフセットの印刷技術を融合した製品を市場に初めて投入し、ハイブリッド印刷のノウハウ確立に成功している。現在は、研究開発費の約3分の1をデジタル製品に投資しており、リコーや富士フイルムなどデジタル印刷市場をリードする企業との共同開発も推進することで、各デジタル機器や資材、ソフトウエアなどの開発スピードを加速している。
 この取り組みの第1弾として、富士フイルムのIJユニットとガルスの後加工機とを融合させたデジタルラベル印刷機を今秋発表する予定。同機は、ハイデルとガルスが富士フイルムの技術を導入して開発しているもので、デジタル印刷から後加工までの一貫生産が実現できる印刷機として期待される。同様に富士フイルムのIJ技術を基盤にした商業・パッケージ印刷市場向けデジタル印刷機の開発にも着手している。
このほか、IJデジタル印刷システム「ジェットマスターディメンション」は、同社新開発の4D印刷機で、欧州有数のweb to print企業へ導入が決定。今後、自動車・航空産業へも展開予定にしている。
 
 (ラベル新聞4月15日号掲載)

紙面から

リコーはこのほど、192本のレーザー光源を高速かつ独立で変調駆動させる「高出力レーザーマーカー」と、同レーザー光の波長に反応して発色する層をコーティングしたサーマルメディアの技術を開発した。ラベルやパッケージへ異なる表示を毎分300メートルで印字することが可能。同社では、大量生産ラインでも搬送スピードに追従して可変情報印字を実現する新技術として、年度内での製品化を目指している。


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