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セキュマーク、「マイクロドットラベル」採用相次ぐ

 セキュマーク・ジャパン㈱(東京都三鷹市下連雀、佐野源美社長、☎0422・26・5199)のセキュリティー製品「マイクロドット」が、相次いで各分野の商品に採用されている。
 マイクロドットとは、直径0・2㍉の極小ニッケル粒に、ホログラム印刷とエッチング加工を施したもの。初採用された秋田ブランドの精米「ハチ米」と日本酒「重右衛門の酒」には、セキュマークのロゴとオリジナルのID番号がエッチングされ、それをラベルコンバーターが独自技術で粘着ラベル化し、セキュリティーラベルとして供給している。
両ブランドへのマイクロドット採用を進めたのは、強化段ボールのほかデザイン制作や通信販売などを展開する㈱コンセプト(秋田市仁井田新田、☎018・874・9401)。ハチ米は同社が販売する秋田県産あきたこまちのブランド米で、「重右衛門の酒」は、同県奥田酒造店の純米吟醸原酒。双方、秋田県産を証明できるブランドで、希少性も商品の付加価値となっている。同ラベルは、今年の新米製品から貼付された。
 コンセプトの齋藤邦幸社長は「原産地や原材料がはっきり分かっている県産ブランド品にとって一番怖いのが偽造品。精魂込めておいしい食品や飲料を製造しても、粗悪な偽造品により味やブランドのイメージが一度損なわれると、立ち直るのは難しい」と話す。そんな大切な商品を守るために、マイクロドットが採用されることとなった。
 
 
 
 
 
 
 
来年4月オープンの「阿佐ヶ谷アニメストリート」でも販売予定
 
 両ブランドは、すでにマイクロドットラベルを貼付してメーカーから販売されているが、来年3月オープン予定の「阿佐ヶ谷アニメストリート」
(=左イメージ図、㈱JR東日本都市開発の開発)の店舗でも販売されることが予定されている。
 同ストリートは、JR東日本グループが、地域との融合を図り、沿線の価値向上を図る一貫として開発されるもの。阿佐ヶ谷駅のある杉並区は、古くからアニメ制作会社が拠点を構えており、アニメと関わりが深いことから、今回の企画となった。場所は、阿佐ヶ谷駅近くの中央・総武線高架下が予定されており、中央通路の脇に、アニメをテーマにした店舗が並ぶ。この中に、アニメ絵図をあしらった東北の各物産品を集めた販売スペースが出店する予定で、そこで、マイクロドットラベルを貼付したハチ米などが販売される。
 
 
 
 
 
 
 
 
コンセント式小型センサーによる環境モニタリングシステム「みてるくん」プラグにも採用へ
 
 マイクロドットラベルは、「気温・湿度・照度・電力」など部屋の変化をリアルタイムにみることができる「みてるくん」の小型センサーにも採用。同商品は、コンセント式小型センサーによる環境モニタリングシステムで、部屋のコンセントにセンサーを差すだけで、パソコン上で部屋の室温などがモニタリングできるというもの。
 同サービスは、インターネットサービスを開発・提供する㈱情報環境デザイン研究所がシステム開発し、蓼科情報㈱が発売元、ワイアードペコ㈱が販売している製品。同システムには、富士通の「F-PLUG」がセンサーとして採用され、小型センサー表面(=左写真)に、マイクロドットラベルが貼付され、偽造品ではないことを証明している。
 
 発売からすでにさまざまな用途のセキュリティー性を高めるツールとして採用が進んでいるマイクロドットラベル。同商品は、は、すでに世界市場で広く使われており、南アフリカでは2011年から新車への貼付が義務化されている(マイクロドットSA)という。
 今後国内においても、地方自治体単位での特産品保護用途で採用予定があるなど、ブランド保護目的での採用が多く見込まれている。
 セキュマーク・ジャパンでは、ユーザーが扱いやすい形態として、今回のような粘着ラベルタイプのほか、各種ニーズに応じてタグや結束バンドなどにも展開、販売していく予定。「ブランド保護を必要としている方は、ぜひ一度お声がけいただければ」(同社)としている。
 

紙面から

リコーはこのほど、192本のレーザー光源を高速かつ独立で変調駆動させる「高出力レーザーマーカー」と、同レーザー光の波長に反応して発色する層をコーティングしたサーマルメディアの技術を開発した。ラベルやパッケージへ異なる表示を毎分300メートルで印字することが可能。同社では、大量生産ラインでも搬送スピードに追従して可変情報印字を実現する新技術として、年度内での製品化を目指している。


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