日本国内唯一のラベル関連専門紙

OKI ロール・ツー・シート対応機発売 小型プリンタをラベル仕様に

 沖電気工業(OKI)は、電子写真方式のカラーLEDプリンタ「PLAVI Pro330S」をリニューアル。ラベルを自動カットする機能の搭載や、ロールタイプ粘着紙を給紙するオプション「ロール紙ホルダー」を開発するなど、ラベル出力に最適な仕様へ改良した。

 
 Pro330Sは2020年、コンパクト化とメンテナンス性の向上を目的に開発された。リニューアルの理由は、製造や物流、流通・小売の現場で、視認性向上による作業の効率化に貢献するラベルニーズへの対応。省スペースや印字性能など従来の機能を継承しつつ、ロール・ツー・シートでのカラーラベル出力に最適な機能を付加した。
 
 同製品の改良点としては、あらかじめハーフカットとカス上げされたラベルのギャップ位置で自動カットする機能を搭載。事前にラベルサイズを入力することで、給紙された粘着紙へ印刷する直前でシートカットを施す。
 
 オプションとして新たに開発したロール紙ホルダーは、ロール紙の幅が25~86mm、直径が最大203.2mm(8インチ)に対応。なお、ホルダーをプリンタに装着する連結箇所が磁石となっており、ネジやボルトを必要とせず容易にセットアップできることから、作業の軽減に貢献する。
 
 トナーはCMYの3色で、黒は3色のかけ合わせにより再現。解像度は1200×1200/600×600dpi、最大印刷速度は毎秒152.4mmとなる。また粘着紙は現在、リンテック製の▽上質▽アート▽白色PET▽合成紙、以上4種類を挙げている。
 
 同製品の問い合わせは国内販売推進部(TEL03-5635-8120)まで。
 
〈写真〉リニューアルした「PLAVI Pro330S」。給紙されたロールの粘着紙をカラー印字する直前でシートカットする機能を搭載している
 
(2022年11月1日号掲載)

紙面から

▼例年にない熱気に包まれたブリュッセル。世界各国からラベル業界人が「ラベルエキスポヨーロッパ」へ集結し、会期中はいたるところで製品紹介や意見交換など熱論を交わす姿がみられた。9月の同地は最高気温20度ほどと比較的過ごしやすい気候のはずが、連日30度超えが続いたことも展示会熱に拍車をかけた


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