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新タック化成 環境配慮型製品で新ブランド 「ハンディーエコタック」展開

 新タック化成㈱(香川県三豊市豊中町上高野、小川佳也社長、☎0875-62-1080)は、環境に配慮した粘着製品の新ブランド「ハンディーエコタック」を立ち上げた。それに付随して、環境負荷低減に貢献する基材や新開発の粘着剤を採用した粘着紙3種類を訴求している。

 
 新製品は①RDユポ#80 ブルーグラシン EM-C②EHL64白 ブルーグラシン EM-C③EHL 64白 ブルーグラシン OR-1の3種類。このうち①は、合成紙「ユポ」の環境対応型基材を採用した。同基材は既存のユポと比較して原材料となるPP樹脂の使用量を20%削減。これによりCO2の排出量も19%減らす効果が得られるとしている。
 
 また②は、撥水機能を付加した紙系基材にPETのラミネート加工を施すことで、耐水性を高めている点が特徴。撥水紙でありながらも水ありオフセット印刷やレーザー印字といった印刷適性は、既存の紙系基材と同等の品質を確保する。
 
 
 ③は、②の撥水紙に強粘再剥離の機能を付加したエマルジョン型「OR-1」を塗工した粘着紙。プラスチックや金属などの容器からのり残りなく剥がすことができる。容器のリユース・リサイクルに貢献するため、トイレタリー向けのラベル用途としてPRする。
 
 ①と②の粘着剤「EM-C」は、改正食品衛生法のポジティブリスト制度に適合する新開発のエマルジョン型強粘冷食タイプ。撥水性の基材に低温適性を付加し、冷蔵や冷凍食品向けラベルの需要を見込む。
 
 
〈写真〉新ブランド「ハンディーエコタック」にラインアップされた「EHL64白 ブルーグラシン EM-C」の材料構成
 
(2022年10月15日号掲載)

紙面から

▼例年にない熱気に包まれたブリュッセル。世界各国からラベル業界人が「ラベルエキスポヨーロッパ」へ集結し、会期中はいたるところで製品紹介や意見交換など熱論を交わす姿がみられた。9月の同地は最高気温20度ほどと比較的過ごしやすい気候のはずが、連日30度超えが続いたことも展示会熱に拍車をかけた


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