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英ユニリーバの調味料商品「ヘルマン」、適正温度の冷蔵庫でラベルデザインが変化する「スマートジャー」をテスト中

英ユニリーバは3月7日、同社が扱う調味料ブランド「ヘルマン」において、食品廃棄を削減するためのテストラベルが貼付された「スマートジャー」を発表した。
 
同ジャーには、温度感知インキが使用されたラベルを貼付。冷蔵庫が5℃を下回るとラベルデザインが変化し、隠れていたレイヤーが現れて完全なデザインになるというもの。
消費者は冷蔵庫温度チェッカーとして同ジャーが使用された食品を使用することができ、新鮮さをキープしたまま長期保存でじることから、食品廃棄量を削減することに貢献する仕組み。
現在は、イラストレーターのエレン・ポルテウス氏がデザインした特別版スマートジャーを試作品として展開中。「Food Waste Action Week 2023(3月6~12日催)」開催中には、意識を高めるために英国のヘルマンファンや食品廃棄物運動か、インフルエンサーらに送られた。
 
同社では、英国家庭では生ゴミの廃棄に年間平均700ポンドの費用がかかるとしており、冷蔵庫温度が高いことで廃棄される食品が多いため、冷蔵庫を適正温度に維持管理できるアイコンとしてスマートジャーを開発した、としている。
 

紙面から

▼例年にない熱気に包まれたブリュッセル。世界各国からラベル業界人が「ラベルエキスポヨーロッパ」へ集結し、会期中はいたるところで製品紹介や意見交換など熱論を交わす姿がみられた。9月の同地は最高気温20度ほどと比較的過ごしやすい気候のはずが、連日30度超えが続いたことも展示会熱に拍車をかけた


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