日本国内唯一のラベル関連専門紙

ハイ・アングル(2022年7月15日号掲載)

▼安倍晋三元総理大臣が街頭演説中に銃撃され死去した事件は、国内に大きな衝撃を与えた。日本で規制されている銃での要人暗殺とあり、世界でもトップニュースとして報じられている。警察の取り調べにより容疑者の動機が明るみになり始めているが、どのような理由であれ今回の行為は到底許されるものではない。暴力ではなく言論で。それが民主主義の根幹

 
▼「ペンは剣よりも強し」英国作家のE・G・リットンによる格言は、報道機関の独立性と存在意義を示してきた。マスメディアは多くの人々に向けて迅速に情報伝達できるため、直接的な暴力を上回る影響力を備える。そして暴力以上の強い力を持つ存在だからこそ、報道機関は公平な視点と情報の正確さに責任を負う
 
▼リットンの格言からはペンと剣が相反する印象を受けるが、決してそうではない。むしろ報道関係者は「ペンは時として人に剣を抜かせる」ことを自覚すべき。報道内容は公平な視点に基づくか。憶測でなく正確な情報に裏付けされているか。そして報道が事件のきっかけにならないか。強い力を持つ報道機関は常に顧みる責務がある
 
▼ニューメディアのSNSは個人が多数に情報発信できるツールとして、もはやなくてはならない存在だ。今回の銃撃事件でもSNS発の動画がテレビのニュース映像として流れていた。その伝達速度は既存メディアを凌ぎ〝新たな権力〟と称されることも
 
▼しかしSNSでは時に不確定な、または意図的に誤った情報が伝達されるケースがあり、たびたび情報の発信者が突如存在を消す。やがて発信者不明の情報だけがネットを漂い続ける…。ニューメディアによる大量の情報を受信者が公平性・正確性で選別する難解な現代社会にあって、正確かつ詳細な情報を読者に伝達する責務を胸に、今後もラベル関連のニュースを報じていくことを誓う。
 
(2022年7月15日号掲載)

展示会

 「第64回インターナショナル プレミアム・インセンティブショー秋2021」(㈱ビジネスガイド社主催)が2021年9月8日から3日間、東京都豊島区東池袋の池袋サンシャインシティ・コンベンションセンターで開催された。コロナ禍の消費者行動や価値観の変化を捉えた提案が並ぶ中で、シール・ラベルのほか、印刷技術を活用した製品に関心が寄せられた。


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