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村田金箔グループ、箔押し加工の消費者ニーズ探る 箔を転写できる文具セット「ウチハク」開発

 村田金箔グループ(東京都文京区大塚、村田志郎社長、☎03-3947-6111)は、箔を両面テープや固形のりの粘着力で転写できる文具「ウチハク」を開発。一般消費者へ箔押し技術の市場ニーズを探っている。

 
 ウチハクは、金銀のほか赤や青、ピンク、緑といった箔をロール状で提供するもの。箔の裏面に特殊な粘着加工を施しており、市販のテープ・のりなどへ転写させることが可能だ。これにより、箔押し機を扱ったことのない一般消費者でも、ノートや木材などを容易にデコレーションできるという。
 
 村田金箔グループは、箔押し加工が誰でも気軽にハンドメードできる商材のニーズを探るべく、プロジェクトチームを発足。柄付きのマスキングテープなどをコレクションしたり、装飾用途として愛用したりする“文具女子”をターゲットに据え、店頭調査のほかSNSなどで情報収集を行っている。
 
 加えて、クラウドファンディング「CAMPFIRE」を通じて支援者を募ると、669人の賛同者と、目標の359%にあたる306万7,600円の支援金額を得た。今回は、目標の支援金額に到達しないと企画が展開されない形式を採用。賛同者には1口1,500~5,800円のリターン品として、それぞれ異なる本数、色のウチハク(幅3cm)が贈られた。
 
 今後ウチハクを販売していくにあたり、カラーバリエーションを増やす計画中と明かす南氏。同社グループで、箔押しアイテムを販売するほか、オーダーメードで箔押し加工の製造を行う店舗「金箔屋卯兵衛」限定カラーや、企業とのコラボレーションで色数を増やしていく意向だ。
 
▲「ウチハク」の活用例。写真は(上から)熱ペン(グルーガン)のフリーハンドによる加飾、スティックのりを塗った上から箔を転写させた粗面のスケッチブック、木材、剥離加工が施された専用台紙「アプリケーション」を穴空けパンチで丸型などに抜いたもの
 
 
(2021年7月1日号掲載)

ラベル新聞
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