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セイコーエプソン、「PrecisionCore」3種発表へ 水性対応プリントヘッド拡充

 セイコーエプソンは、水性インクに対応するインクジェット(IJ)のプリントヘッド「PrecisionCore」のラインアップを拡充。商業・産業印刷分野に向けて新たに3種を発表し、2021年度下期の発売を予定している。

 
 「D3000-A1R」はノズル単位でインク循環機能を備えており、ノズル付近の水分蒸発に伴う不具合を防止して安定的な印刷を実現。従来モデル「PrecisionCore Sシリーズ」で必要としていた定期的なインクの吐出やヘッドクリーニングが不要となり、装置とインク設計の自由度が向上する。サイズは78.2×71.3×100.3mm、総ノズル数は2,952となっている。
 
 「S3200-A3」は従来品「同A1」と比較し、周波数はそのままに液滴サイズを1.4倍に拡大。テキスタイルや段ボールといったプリントヘッドと印刷対象の距離が広いアプリケーションでも高品位・高速印刷を可能にする。サイズは150.4×30×52mm、総ノズル数は3,200となっている。
 
 「I3200(8)-A1HD」は従来品「同(4)-A1」からノズル解像度を強化しており、1,200dpiとした。サイズは69.1×59.46×36.7mm、総ノズル数は3,200で、マルチパスをはじめ、シングルパスの印刷機にも適している。
 
 新製品3種を加えてPrecisionCoreは現在、「Ⅰシリーズ」や「Lシリーズ」など5シリーズを展開している。
 
〈写真〉プリントヘッド「PrecisionCore」は5シリーズを展開
 
(2021年7月1日号掲載)

紙面から

▼例年にない熱気に包まれたブリュッセル。世界各国からラベル業界人が「ラベルエキスポヨーロッパ」へ集結し、会期中はいたるところで製品紹介や意見交換など熱論を交わす姿がみられた。9月の同地は最高気温20度ほどと比較的過ごしやすい気候のはずが、連日30度超えが続いたことも展示会熱に拍車をかけた


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