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循環型「Loop」、イオン首都圏19店舗で運用開始 容器を回収・洗浄・充てんし再利用 “ゴミを出さない”へ一石

 イオンは5月25日から、循環型の流通プラットフォーム「Loop(ループ)」に参画するメーカー6社13品目の販売を開始した。対象店舗は、東京、神奈川、千葉の19店舗。対象商品を陳列する棚の横には容器を返却する専用の回収ボックスが設置され、購入・回収・洗浄・充てん・再販売という新たな取り組みを促進していく。

 
 Loopは、米テラサイクルが提唱する“ゼロ・ウェイスト(ゴミを出さない)”を実践するための新たなプラットフォーム。容器にステンレスやガラス素材の高耐久な素材を採用し、回収、洗浄し再利用する。使用後に廃棄していたプラスチック容器のゴミを減らし、繰り返し使うライフスタイルを醸成していく狙い。
 
 Loopの対象商品は▽キシリトールガムライムミント(ロッテ)▽アリエールバイオサイエンスジェルボール本体(P&G)▽消臭力クリアビーズイオン消臭プラス無香料(エステー)▽モンダミンペパーミント(アース製薬)、などのほかシャンプーやコンディショナーを含む13点。容器は洗浄され再利用することを前提としている性質上、再剥離ラベルが多用されるほか、一部は容器への直接印刷やインモールドラベルの代わりに、シュリンクラベルを採用している。
 
 容器の返却フローは次の通り。
 
 まず消費者がイオンでLoopの対象商品を購入。使用後空になった容器を店頭に持参して、専用の回収ボックスに投入する。その際、QRコードが印字されたシールが出力されるので容器に貼り、それをLoopのアプリを起動してコードをスキャン後、返却。容器の回収が確認できたら、約2週間後をめどに購入時に支払った容器代が同アプリ経由で返金される。なおLoop取り扱い店舗なら、どこからでも返却することができる。
 
▲現在6社13品目を販売
 
▲QRシールを容器に貼りスキャン
 
▲返却後約2週間で「返金」
 
▲ラベルには返却後の返金額も表示
 
(2021年6月15日号掲載)

市場

8%、10%と2度にわたる消費税率引き上げで、事業者の負担を考慮して設けられていた特例期間が2021年3月31日㈬を持って終了する。翌4月1日㈭からは消費税の「総額表示方式」施行により、商品の総額表示が義務化される。同制度は、消費者に対して商品やサービスを提供する課税事業者が行う価格表示を対象とするもの。

紙面から

▼先月、英国グラスゴーを舞台に各国首脳らが議論した「COP26」。具体性や実効性に乏しいと評される中、米中が「共同声明」を発表した。海面上昇や気温上昇と、国境を越え世界に影響をおよぼす気候変動問題。政治面の緊張関係を越え、CO2の国別排出量1位と2位が気候変動対策強化を宣言した


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