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日清食品、さらば“フタ止め”シール 「カップヌードル」50周年を機に

 日清食品は、カップ麺「カップヌードル」に長らく採用されていた“フタ止めシール”の廃止を発表。容器のふたに二つの開け口を設け、お湯を注いだあとにシールがなくてもふたを止められる新形状の「Wタブ」へと順次切り替える。

 
 カップヌードルは1971年、世界初のカップ麺として発売。今年で50周年を迎えたことを受け、同社では「カップヌードル DO IT NOW!」プロジェクトを展開している。同プロジェクトでは、環境や防災、健康、社会、食の安全・安心、労働環境をテーマとした課題への取り組みを推進。その一環として、フィルム基材のフタ止めシールを廃止することにより、年間33tの石油由来原料を削減する方針としている。
 
 フタ止めシールは84年、初めて同商品に採用された。商品にJANコードの記載が求められた際、発泡スチロール製容器(当時)への直接印字が難しかったため、白色PPの合成紙を基材とする粘着シールに印字。また容器へお湯を注入後、ふたを止める役目を果たすことで、消費者から認知された。
 
 2008年、環境負荷軽減の観点から容器が紙製へと切り替えられ、JANコードが印刷可能となったものの、シールの採用は継続。ただし、それまで外装のフィルムへ印字されていた賞味期限などが容器底面へ表示されるようになったことを受け、印字情報が見えるように透明PP基材へ変更された。なお、粘着剤は一貫して再剥離タイプが使用されていた。
 
 
(2021年6月15日号掲載)

市場

8%、10%と2度にわたる消費税率引き上げで、事業者の負担を考慮して設けられていた特例期間が2021年3月31日㈬を持って終了する。翌4月1日㈭からは消費税の「総額表示方式」施行により、商品の総額表示が義務化される。同制度は、消費者に対して商品やサービスを提供する課税事業者が行う価格表示を対象とするもの。

紙面から

▼先月、英国グラスゴーを舞台に各国首脳らが議論した「COP26」。具体性や実効性に乏しいと評される中、米中が「共同声明」を発表した。海面上昇や気温上昇と、国境を越え世界に影響をおよぼす気候変動問題。政治面の緊張関係を越え、CO2の国別排出量1位と2位が気候変動対策強化を宣言した


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