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ミヤコシ、「MLP」シリーズに2機種追加 小型・低価格帯のオフ間欠機開発

㈱ミヤコシ(千葉県習志野市津田沼、宮腰亨社長、☎047-493-3854)は、ラベル向けオフセット間欠機「MLP」シリーズとして“ウルトラコンパクト”と称するエントリーモデルの「MLP10i」と、ミドルレンジモデルの「同13M」を開発。既存機のハイエンドモデル「同13C」と併せて、ラベルの高品位印刷に取り組む印刷会社へPRを展開し、販売に力を注ぐ。

 
新機種は、省スペースやイニシャルコストの低減といった国内ラベル印刷会社のニーズに応え、サーボモーターの小型化やシリンダーの小径化など基本設計の見直しを図った。その結果、オフセット5色+フレキソ(オーバーニス加工)+ダイカットロール+カス上げ、といった標準構成で、同13Mは全長7.75m、同10iは同13Cの約2分の1に相当する全長6m以内へと収めるなど、大幅な小型化を実現した。
 
主な仕様について、同13Mは最大用紙幅が350mm、最大印刷幅が330mmとなっており、同13Cの対応幅を維持。一方、同10iは最大用紙幅が279.4mm、最大印刷幅が254mmとなる。なお、いずれもシリンダーの小径化により、天地送り長が同13Cよりも短くなった。
 
また最大印刷速度に関しては、同13Mが毎分200ショット、同10iが毎分120ショットとしている。加えて、既存機の同13Cがジョブチェンジや調整に関連した自動化機能を標準装備しているのに対し、同10iはハンドル調整など各操作を手動化。これにより既存機と比べて大幅なコストダウンを図った。
 
〈写真〉日本のラベル市場向けに開発されたオフセット間欠機「MLP10i」。基本設計の見直しを図り、全長6m以内といった小型化とイニシャルコストの低減を実現している
 
 
(2021年2月1日号掲載)

紙面から

▼例年にない熱気に包まれたブリュッセル。世界各国からラベル業界人が「ラベルエキスポヨーロッパ」へ集結し、会期中はいたるところで製品紹介や意見交換など熱論を交わす姿がみられた。9月の同地は最高気温20度ほどと比較的過ごしやすい気候のはずが、連日30度超えが続いたことも展示会熱に拍車をかけた


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