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全印工連、「第14回MUDコンペ」審査結果発表 227作品が応募 経産大臣賞など各賞発表

全日本印刷工業組合連合会(滝澤光正会長)は、「第14回メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)コンペティション」の受賞企業を発表。最高位となる経済産業大臣賞に、一般の部から松本印刷㈱(静岡県榛原郡吉田町、松本憲治社長)の「災害時情報共有ツール」が、また学生の部から土川彩音さん(専門学校浜松デザインカレッジ)の「I.SCALE〜災害の見える化計〜」がそれぞれ選出された。

 
全印工連はユニバーサルデザインの思想に基づき、デザインや色、文字に配慮してより多くの人に伝わる情報を提供するMUDを提唱。同コンペは、印刷業界への意識向上と技術習得を促進し、社会へMUDに配慮したメディア提供の拡大を狙う目的で毎年実施している。今回は一般の部64点、学生の部163点の計227点が寄せられた。
 
松本印刷の作品は衛生・体の健康・心の健康のテーマに則し、災害時も健康的に過ごすための情報をまとめたガイドブック。「キリトリミニブック」は全ページ切り離せ、共用部への掲示も。また抗菌加工を施した2つ折りの「抗菌マルチケース」は、ケース内側に住所や氏名、持病など個人情報の記入欄を設けたほか、スリーブポケットに紙幣やマスクを収められる。
また土川さんのコンセプトは「パッと見て自分ごととして考えられるスケール(物差し)」。200cmの目盛りへ「津波」「積雪」「洪水」などのシールを貼ることで、数字や映像では実感しづらい「高さ」を“自分ごと”として普段から意識していく効果を狙った。
 
昨年末執り行われた審査会の席上、前者は「時代性もあり、MUDにきちんと配慮しつつデザインもていねいに作られ完成度が高い」「情報の受け手に行動を促すというタスクを達成している」などと評価。また後者に関して「実際に目で見て感じることは重要。コンセプトをうまくまとめている」「実寸で作られ、まさに自分ごととしてダイレクトに伝わってくる」などと評価を受けていた。
 
〈写真〉切り離せる冊子と抗菌ケース
 
〈写真〉2mの目盛りにシールを貼る
 
〈写真〉コロナ関連やSDGsの作品も
 
 
(2021年1月15日号掲載)

市場

8%、10%と2度にわたる消費税率引き上げで、事業者の負担を考慮して設けられていた特例期間が2021年3月31日㈬を持って終了する。翌4月1日㈭からは消費税の「総額表示方式」施行により、商品の総額表示が義務化される。同制度は、消費者に対して商品やサービスを提供する課税事業者が行う価格表示を対象とするもの。


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