日本国内唯一のラベル関連専門紙

ローム、デートコード用サーマルヘッド開発 高速・高品質でラベル・パッケージ分野狙う

ロームはこのほど、高品位・高速印字を支援するサーマルプリントヘッド「TH300xシリーズ」の新製品「TH3001-2P1W00A」を発表。デートコード用で小型・豊富な基材対応力といった特長を備え、ラベル・パッケージ分野で採用を見込む。

TH3001-2P1W00Aは印字幅1インチ(31.987ミリ)で、解像度305dpi時には秒速1メートルを超える印字速度を発揮する。水分や塩分などによる腐食を防ぐプリントヘッドの保護膜の耐性に優れ、長寿命化を実現。転写性の高いワックス系インクリボン、耐熱・耐擦過性などに優れたレジン系の両タイプで高品質・高速印字を可能にしており、紙やフィルムを問わず印字適性を示し、環境配慮型基材にも対応するとしている。食品や物流分野などで需要を見込む。
サーマルプリントヘッドは主に産業や医療用途で活用されており、近年は電子決済サービスの普及に伴い対応端末の出荷が伸長。オプト・モジュール事業本部オプト・モジュール商品企画課の山本忠司課長は「サーマルプリントヘッドは直近の3年間で2桁成長を続けている成長分野で、2次元コードや消費期限の表示などで幅広く活用されている」と説明。さらなる成長に向け、同社はラベル・パッケージ分野に着目しており「近年は5G・IoT・RFID技術による物流網の進化、SDGs対応など環境負荷軽減への要求、食品表示法の改正といったトレンドが挙げられる。これらの要求に応える包装と付随するラベルの製造に、基材を選ばず高品質・高速印字が可能なTH300xシリーズが貢献できるのでは」と期待を寄せる。
同社は昨年、2インチ(53.312ミリ)幅対応の「TH3002-2P1W00A」をリリースしたが、個包装など狭幅へのニーズに応えTH3001-2P1W00Aの開発に至った。小型化したことでプリントヘッド本体のコストを抑えるほか、インクリボンの使用量削減にも有用とする。
TH300xシリーズの特長について「印字許容角度」が広い点も強調し「印字できる角度が他シリーズに比べて2倍相当のプラスマイナス5度であるため、ヘッド交換の際、作業が簡単で時間と手間の削減にもつながる」(山本課長)と解説。ダウンタイムを短縮し、生産性向上を実現する。
同社は今後、さらにラベルに特化したヘッドの開発も視野に入れているという。山本課長は「TH300xシリーズは既存シリーズの置き換えなどではなく、当社としても新たな領域への挑戦となり、ラベルとパッケージの両方に軸足を置いて開発を進めていく。多彩なインクと基材に対応できる選択肢の豊富さ、カスレや欠けのない高速印字といったメリットを提案していきたい」と話す。
8月からサンプル出荷を開始しており、量産は2021年1月からを予定している。問い合わせは、マーケティング・コミュニケーション部(☎075−311−2121)まで。
 
 
多彩な基材に高速・高品質で各種コードなどを印字可能
 
 
(2020年8月15日号掲載)

団体

段階的な適用が進む改正食品衛生法の一部が6月1日、施行された。同法における改正内容は7項目で、今年は4項目を実施。すべての食品等事業者を対象とした「国際衛生基準のHACCAPに沿った衛生管理」の制度化が、1年間の移行猶予期間を以て施行された。

展示会

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新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言が5月25日に解除され、中止もしくは延期となっていた展示会の日程が明らかになりつつある。なお、2020年下期から2021年上期にかけて、ラベル関連の主な展示会やセミナーは以下の通り。
※2020年9月14日現在、最新の情報はイベントサイトなどで直接確認下さい

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