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光文堂が新型レーザーダイカットシステム展開 ラベル向けロールタイプは小型化も

㈱光文堂(名古屋市中区金山、讃岐秀昭社長、TEL052-331-4111)では現在、レーザーダイカットシステム「KBD Pro-vision」シリーズの新機種をラベルやパッケージ市場に向けて積極的に展開。ロールタイプの「同330RⅡ」とシートタイプの「同340SⅡ」の訴求に努めている。

同社では昨秋、レーザーダイカットシステムの製造・販売・メンテナンスを手がける「Pro—vision事業部」を設立。今年からは、新開発の2機種に関する販売を推進し、2台の実績を挙げている。
ロールタイプの330RⅡはラベル向けに開発。機体サイズは3200(L)×2200(W)×1700(H)ミリで、従来機と比べてコンパクト化を果たした。最大紙幅は330ミリ、同加工幅は320ミリで、粘着紙をはじめ一般的な紙やフィルムなどの加工に対応。開発に携わった担当者は「スペースが制限される工場内に収めることができるように小型化を目指した」と説明する。
基材の位置出し制御については、カラーパッチ読取方式により、誤差0.1ミリといった高精度を可能にしている。なお、レーザー光源はCO2の1ヘッド水冷タイプを採用。レーザー出力180ワットで「3次元ダイナミックフォーカス方式」により、均一かつ広域な加工領域を実現する。最大加工スピードは毎分40メートルとなっているが「2ヘッド搭載をオプション設定しており、加工スピードを高めることができる。また、蛇行調整装置や自動テンション制御装置、ラミネート加工、スリッターなどを標準装備しているほか、シートカッターをオプションに加えることで、ラベル印刷会社が求める付加価値の高い後加工にも対応」(担当者)としている。
シートタイプの340SⅡは、レーザー光源などの基本性能こそ330RⅡと同等だが、位置出し制御に関してはパッケージ向けのシート対応のため、基準点(トンボ)を検出するCCDカメラに基づくビデオキャプチャー方式を採用。加工スピードは最大で1時間あたり2500枚となる。
最大紙サイズは470×340ミリ、最大加工範囲は440×340ミリ。ダイカットするイメージやエリアはコンピューターにより容易な設定が可能で、パッケージのみならずラベルの多面付にも適する。
なお同社は、新機種導入を検討する企業に向けて「レーザー加工サービス」を実施。ラベルを含む紙・フィルム、アクリル板、革など10ミリ以下の基材を対象に、Adobe Illustratorで作成されたカットデザインデータに基づく抜き加工を行った。
同社担当者は、ラベル市場での展開について「レーザーダイカットシステムは〝新しいコト・モノ〟を生み出すツールである点をアピールしている。ラベル市場の活性化に貢献したい」とコメントしている。
 
 
 
〈写真〉ラベル向けに開発されたロールタイプの「KBD Pro-vision 330RⅡ」(上)と、シートタイプの「同340SⅡ」(下)
 
(2020年8月1日号掲載)

紙面から

リコーはこのほど、192本のレーザー光源を高速かつ独立で変調駆動させる「高出力レーザーマーカー」と、同レーザー光の波長に反応して発色する層をコーティングしたサーマルメディアの技術を開発した。ラベルやパッケージへ異なる表示を毎分300メートルで印字することが可能。同社では、大量生産ラインでも搬送スピードに追従して可変情報印字を実現する新技術として、年度内での製品化を目指している。


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