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SCREEN GA、軟包装向け水性IJ機を新発表 「PacJet FL830」2021年春リリース

(株)SCREENグラフィックソリューションズ(SCREEN GA・京都市上京区堀川通寺之内上る、柿田高徳社長、TEL075-414-7111)はこのほど、軟包装向け水性インクジェット(IJ)方式のデジタル印刷機「PacJet FL830」を新たに発表。印刷品質と速度を両立させ、生産機として開発を進めている。

同機は解像度1200dpiの白インクを含む5色機で、印刷速度は最大で毎分75メートル。基材幅は830ミリまで対応し、プライマー処理を施すことでPETやOPPといったフィルム素材に印刷適性を示す。本体サイズは、8.5(H)×20 (W)×6(D)メートルを予定している(開発中につき変更の可能性あり)。
各種安全基準を満たした水性インクを採用し、熱乾燥機構によってインクを定着。食品分野などのパッケージにおける採用を見込んでいる。
開発の経緯について、同社は近年のパッケージ業界と消費者のライフスタイル、マーケティング手法に関する変化を挙げる。「パッケージは缶やガラスといった硬質な素材から、軽量かつ機能性を兼ね備えた軟包装へと転換する動きが加速していっている。また、商品のパーソナライズ化のニーズが高まってきており、多品種小ロット化と短納期化に対応する製造体制が重要となってくる」とし、軟包装向けのデジタル印刷機の必要性を説く。
従来の軟包装分野におけるデジタル印刷機の導入状況を「これまで活用事例の多くは、印刷安定性や加工性などの制約によってプロモーション用途の出力にとどまっていた。新モデルには、生産機として耐え得る印刷品質と生産性が求められている」と分析。PacJet FL830を生産機と位置付けてコンベンショナル機に代わる需要を狙い、4000メートル以下の小ロット対応にも有用な機種であると訴求する。
日本を含むグローバル全体で2021年春のリリースを予定しており、開発を進めている。発売初年度はアーリーアダプター向けに3台ほどの出荷を見込むという。
また、同社は同機をはじめとした軟包装、紙器、段ボール分野の印刷機や資機材で24年までに100億円の売上を目標としている。ラベル分野に関しては、UVIJ方式のデジタル印刷機「Truepress JET L350UV SAIシリーズ」などを展開し、同年までに40〜50億円の売上を目指す。
 
 
(2020年6月1日号掲載)

紙面から

リコーはこのほど、192本のレーザー光源を高速かつ独立で変調駆動させる「高出力レーザーマーカー」と、同レーザー光の波長に反応して発色する層をコーティングしたサーマルメディアの技術を開発した。ラベルやパッケージへ異なる表示を毎分300メートルで印字することが可能。同社では、大量生産ラインでも搬送スピードに追従して可変情報印字を実現する新技術として、年度内での製品化を目指している。


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