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ザイコン、新機種「Xeikon CX300」発表 「可能な限り最高のOEE達成」へ

蘭ザイコンはこのほど、電子写真方式のデジタルラベル印刷機「Xeikon CX300」を発表。次世代印刷テクノロジー「Cheetah 2.0」を搭載したモデルとなっている。

同機は既存機種「Xeikon CX3」の後継機であり、解像度1200×3600dpiで最大印刷速度は毎分30㍍。基材対応幅は200〜330ミリ、白トナーを含む5色機だが、色域の拡張やセキュリティー印刷向けのオプショントナーにも対応している。
米「FDA」認証を満たした「Cheetahトナー」を搭載し、食品や医薬品、ワイン・スピリッツなどのラベルで活用を見込む。インモールド、ラップラウンドラベルもターゲットとし、基材厚40〜550㍃㍉まで給紙可能で紙器製造にも対応している。さらに、後加工プロセス「fleXflow」によって、軟包装の製造も可能。フィルムに対してサーマルラミネーションを施し、多品種小ロット生産を実現する。
Cheetah 2.0は「可能な限り最高のOEE(総合設備効率)を達成するように設計した」(同社)とし、①パフォーマンス②アベイラビリティー(可用性)③サスティナビリティー④クオリティー、の4点を軸に強化している。
①に関して、基材の湿度などの条件を一定に保ち印刷品質の安定化を図る技術「PMC」や、トナー定着の改善を行った。②は印刷機の立ち上がり時間を短縮したほか、加工機など周辺機器とのデータ連携を強化。環境とオペレーター双方への負荷を軽減する③は、VOCレスのドライトナーの安全性を強調。印刷機のパーツを長寿命化し、メンテンスも簡略化。④では、印刷ドラムの改良や色安定性の向上を実現。①〜④によって印刷トラブルを防ぎ高品質なラベルを製造できるとし、同社は「オペレーター1人で月に5万平方メートル以上の生産性を発揮できる」と説明している。
印刷状況はリアルタイムで管理され、見当精度や色の自動調整を行える。クラウドベースでデータを共有することで遠隔からモニタリングでき、生産管理にも有用な設計となっている。
同社の機種は購入後のアップグレードを実現している点が特長で、同機も基材幅520ミリまで給紙可能な「Xeikon CX500」への広幅化に対応している。先立ってエントリーモデルの「REX」も発売しており、新機種と併せて豊富な製品ポートフォリオを構築。コンベンショナル機と印刷ロットごとのコスト比較を試算するなどし、最適な機種の提案を行う。
ザイコンジャパン(株)(東京都文京区湯島、星名勧社長)の声明は次の通り。
「新機種は『インダストリー4.0』に対応するべく周辺機器と連携を強化することにより、作業負荷の軽減と省人化を促進できる。また、製造現場をクラウドベースで管理でき、社内での情報共有もより直感的に可能となった」
「ジョブの内容にもよるが、連続1300メートル以下は同機を活用し、大量ロットはコンベンショナル機を使用することで、収益を拡大させられると確信する。新機種はすでに欧州で発売し、日本では6月から販売開始を予定している」
 
(2020年5月1日号掲載)

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