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トライテック、軟包装向けにデジタル印刷機をリリース 初号機出荷予定も公表

(株)トライテック(新潟県柏崎市軽井川、高橋一義社長、☎0257・24・7113)はこのほど、軟包装向け水性インクジェット方式のデジタル印刷機「Roll JET―FP」の販売開始をアナウンスした。昨年10月に発表し、軟包装の多品種小ロット対応を実現する機種として注目されている。

同機は解像度1200×1200dpiの5色機。最大印刷速度は毎分80㍍で、印刷幅は540㍉まで対応する。独自開発の機構によって、12㍃㍍のフィルムでも安定して搬送可能。OPPやナイロンといった基材にプレコート処理不要で印刷でき、VOCレスインクの安全性を生かして食品分野などに対して採用を見込む。
発売にあたって、同社は3月10日、本社で内覧会を実施。実機披露も行われた。
印刷品質や速度などの解説が行われ、担当者は「水性インクの乾燥不良もなく、1200㍍までの連続稼働が可能である」と安定性を強調。続けて「低価格・省スペースで設置可能な機種」(担当者)と説明し、グラビア印刷などコンベンショナル機では対応が難しかった小ロットやバリアブル対応に有用とした。
同機は複数メーカーのインクを搭載可能としているが、今回披露されたのは花王が開発した水性顔料インク「LUNAJET」を搭載したモデル。独自の「顔料ナノ分散技術」によって高い平滑性、色彩表現を実現する。「OPPに高精細な印刷を施すことができ、PETやPSといった基材に対応したインクも開発中の状況だ」(同)とした。
内覧会では初号機の出荷も発表され、トライテックは「年間の販売目標台数は10台。これまでコストの面で、軟包装のデジタル印刷機導入をためらっていた企業に訴求していきたい」と表明している。
 
2020年3月15日号掲載)

紙面から

リコーはこのほど、192本のレーザー光源を高速かつ独立で変調駆動させる「高出力レーザーマーカー」と、同レーザー光の波長に反応して発色する層をコーティングしたサーマルメディアの技術を開発した。ラベルやパッケージへ異なる表示を毎分300メートルで印字することが可能。同社では、大量生産ラインでも搬送スピードに追従して可変情報印字を実現する新技術として、年度内での製品化を目指している。


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