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シンク・ラボラトリー、「FXIJ」リリースへ 軟包装向け水性IJ方式デジタル機

株式会社シンク・ラボラトリー(千葉県柏市高田、重田龍男社長、TEL047-143-6760)はこのほど、軟包装分野に向けた水性インクジェット方式のデジタル印刷機「FXIJ」のリリースを発表した。印刷幅が異なる2機種に加えて、来年3月には1200dpiモデルも上市する予定。コンベンショナル方式で対応が難しかった小ロット印刷をはじめ、水性インクによる環境性、コンパクトな本体サイズなどで印刷会社、ブランドオーナーらから注目されている。

「FXIJ」は印刷幅540ミリの「FXIJ type 540」と、印刷幅1080ミリの「同1080」を展開する。解像度は600×600dpi、水性のCMYKに白を加えた5色機となっており、白印刷なしの印刷速度は最大で毎分60メートル、白を含むと40メートル。プレコート処理不要で、紙系とPET、OPPなどフィルムにも印刷適性を示す。
2000メートルを境目に、コンベンショナル方式との使い分けを想定。重田社長は「特に、1000メートル以下の印刷は潜在的な需要が見込める新たな市場なのでは」と分析している。
ブルボンの「ボトルスナック」シリーズをはじめ、同機で印刷を施した商品はすでに販売実績を持つ。「環境性」「小ロット対応」「版レス」といった特徴がブランドオーナーからも関心を集め、検証依頼など反響を得ているという。type 540は6000(W)×3500(D)×2100(H)ミリとコンパクトな設計で「ノンソルベントのラミネーターと合わせれば、環境対策の設備も必要なく導入できる」(重田社長)としている。
年内にはグラビア印刷会社の信和産業㈱へ導入が予定されている。また、1200dpiモデルも開発を進め、来年3月のFXIJ専用製造工場の竣工に合わせて上市する見込み。そのほか、プリプレスや後加工関連のソリューションも検証中で、トータルで軟包装分野の新規市場開拓へ資する提案を行っていく。
メンテナンス料を含む月額のレンタル方式を予定しており、type 540は100万円、同1080は150万円となる見通し。契約時に別途500万円かかるが、これには基材と後工程に関する品質テスト、オペレーター研修費用も含まれている。
 
(2018年11月1日号掲載)

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