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大王製紙、「再剥離超強粘」を発売 合成紙ベースで汎用性訴求

大王製紙はこのほど、合成紙ベースのフィルム系粘着紙「NS」シリーズの拡充を目的に「再剥離超強粘」を開発。9月から販売を開始した。食品向け表示ラベルをはじめ、医療・医薬品の情報管理ラベル、家電・物流用ラベルなど幅広い分野での需要開拓を目指す。

NSシリーズは、PPベースの合成紙にインキ受理層を形成することで、高い印刷適性を可能にしたフィルム系粘着紙。粘着剤に関しては、一般強粘や冷食、再剥離をはじめ、PET容器対応再剥離、高低温および曲面向け超強粘をラインアップする。さらに油面や粗面など難条件での貼り付け適性を有する「VC」をそろえるなど、汎用性の高さで評価を得ている。
そのような中で、使用時には被着対象物から脱落せず、また使用後にはのり残りなく剥がせるといった製品の要望を受け、新たに強粘着・再剥離タイプの開発へと至った。
新製品は、新開発のエマルジョン系粘着剤を塗工し、剥離紙にグラシン紙を採用。厚みは80マイクロメートルで、3次曲面や20φといった小径の容器などにも追従する機能が付与された。特にPETやPP、PE素材の容器に対して高い適性を有する。
また強粘着タイプの粘着剤により、容器の結露面や低温環境下でも、脱落することなく優れた貼付能力を実現。担当者は「テストの段階では、常温からマイナス20℃まで一気に冷凍した場合でも高い貼付能力を確認できた。ガラスやポリカーボネートの容器を対象とした場合、格段に機能が向上している」と説明する。
加えて、PETやガラスびんの容器に対する用途を鑑み、洗びんや再剥離など、リサイクル適性の機能に関しても付与している。
なお同社では、新製品の販売展開に際して、幅フリー・長さ100メートルから受注する方針。また主な用途として、化粧品やハウスホールド、トイレタリー、食品のブランドラベルならびにPOPラベル、医療・医薬品向けのシリンジラベルなどを想定。さらには、貼り剥がし機能が求められる物流・製品管理向けラベルなど、幅広い需要を見込んでいる。
新製品に関する問い合わせは、タック紙部(TEL03-6856-7548)まで。
 
 
(2018年9月15日号掲載)

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