日本国内唯一のラベル関連専門紙

友功社、カールしない配送伝票 「疑似2層ラベル」で開発

(株)友功社(東京都練馬区谷原、TEL03-3996-5333)はこのほど、「擬似2層配送伝票(ラベルタイプ)」を上市。同社の特殊加工において、上層面の受領印伝票部分を剥がした際にカールが発生しない技術を開発した。これにより伝票の平滑性が保たれることから、光学式文字読み取り装置(OCR)においても高精度な読み取りができるようになり、ユーザーから高い評価を得ているという。また、独自の塗工技術により、各種ユーザーニーズに対応したパターン塗工も可能にし、のりのはみ出しが生じないため、シートラベルのレーザープリンタ対応においても同様の評価を得ている。

同社の擬似2層ラベルは、再剥離タイプの粘着紙を使わず、独自開発の特殊樹脂を印刷用紙に塗工しているため、剥離面にべたつきが一切発生しない点が大きな特徴となっている。さらに、今回開発した加工技術により、配送伝票の受領印部分を剥がす際に、従来課題となっていたカールがまったく発生しないものとなった。
物流関連企業では、配送終了後、受領伝票のデータ処理が必須だが、粘着タイプの配送伝票では、剥がした際にラベルがカールしてOCRでは読み取れないため、膨大なデータを手入力している企業も多いという。今回、同社が開発した擬似2層ラベルは、この課題を解決。剥がしたラベルに、べたつきがなく完全に平滑な伝票形態を保持するため、OCRにかけてもエラーなく処理できるようになり、採用ユーザーや検討企業から高い評価を得ているという。
一方、同社では、粘着タイプの配送伝票において、上下左右4隅の端からそれぞれ約1.5ミリの部分に、粘着剤を塗布しないパターン塗工も可能にしている。これにより、シートラベルのレーザープリンタ利用で課題になっているのりのはみ出しがなくなるため、プリンタの紙詰まりといった不具合や耐久性劣化などの防止も実現した。
開発ラベルの製造は、粘着剤・シリコーン塗工から、印刷、後加工までをワンパスで行うフレキソベースのオリジナル機で行っている。ホットメルトはもちろん、エマルジョン型粘着剤に対応できるのも、同社技術の特徴。同機では、各種塗工などの加工技術だけでなく、ユーザーが必要とする場所に必要な色数での多色印刷も可能であるなど、難しいニーズにも柔軟な対応が可能な点も、同社製造技術のポイントとなっている。
同社では今後、配送伝票などで擬似3層ラベルを使用している企業に対して、1層少ない擬似2層ラベル採用によるコスト削減を提案していく予定。また、A4、A5、B4といったシートタイプの伝票製造についても、カールしない配送伝票としてアピールする。特に、A4シートの生産体制を万全に整え、製造量についても大幅アップしていく構え。
なお、これらの技術は、配送伝票だけでなく、セキュリティーラベルでも応用できることから、今後、広範囲の需要分野に対して、提案・展開を積極的に行っていく。
 
 
(2018年4月15日号掲載)

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