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ミヤコシ、「MLP10」シリーズのラインアップ拡充 高い見当精度とコンパクト化両立

(株)ミヤコシ(千葉県習志野市津田沼、宮腰亨社長、TEL047-493-3854)はこのほど、ラベル用オフセット間欠機「MLP10」シリーズの新機種として、エントリーモデルの「L」を開発した。同シリーズで評価を獲得している高い見当精度を継承するとともに、5色+抜き加工ユニットで全長8メートル弱に収めるなど、大幅なコンパクト化を実現。ショートパスにより、ジョブチェンジでの基材のロスを削減することで、ラベル製造の利益率向上に貢献する。機械本体のコストダウンも図られており、同社では今後、オフセット方式による高品位印刷に取り組むラベル印刷会社に向けて、本格的なPRを展開する。

MLPシリーズは、高付加価値ラベルの製造に対応するユニットの搭載と、高い見当精度を実現する機種として、国内外で販売実績を伸ばしている。特に日本では、30台以上がラベル印刷会社に導入されている。
新機種は、オフセット枚葉機と同等のロールを採用し、インキのスムーズな転移を実現するなど、高品位印刷に対応。見当精度の高さや効率的な操作性など各機能を継承しつつ、機械本体の小型化と低価格化に成功した。印刷幅は最大254ミリを維持する一方、コンパクト化を実現するため、天地送り量を従来機よりも少ない76.2〜254ミリに設定。印刷スピードも最大毎分120ショットとなる。
小型化によるメリットについては、スペースを理由にオフセット間欠機の導入が困難だったラベル印刷会社も設置が可能となるほか、ジョブチェンジの際に排出される損紙の大幅削減などが挙げられる。
また、印刷準備コントロールやノンストップ印刷切り替え、生産管理データ、リピートデータ、リモートメンテナンス等ワークフローに関連する機能など、フルスペックだった従来機の各機構をオプション化することにより、ユーザーの仕事内容に適したカスタマイズに対応。イニシャルコストの低減を実現した。
 
(2017年5月1日号掲載)

紙面から

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