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ファーマーズ・アイ、税関対応の正規品判定ラベル キヤノンのITS技術活用 輸出用途で農業支援

包装資材とITを軸とした農業支援に取り組む(株)ファーマーズ・アイ(東京都中央区日本橋、時田義明社長、TEL03-3272-1129)は、オンラインで正規品判定ができる「ブランドプロテクトラベル」を製造している。税関と消費者へ対して産地などの情報を提供し、確実なトレーサビリティーを実現。生産者の顔が見える付加価値をラベルへ与える。同社が展開する製袋やIoTサービスといった事業と合わせて活用し、輸出向けの食品を中心に採用を見込む。

ブランドプロテクトラベルは、キヤノンITソリューションズ㈱(東京都品川区東品川、神森晶久社長、TEL03-6701-3300)が開発した真がん判定を行うクラウドサービス「C2V Connected」を利用し、ブランドオーナーの製品価値を偽造品から守る役割を果たす。
C2V Connectedは93カ国の税関で使用可能となっており、世界税関機構が運用している模造品対策システム「Interface Public-Members(IPM)」と連携。消費者はスマートフォンやタブレット端末用のアプリでラベルのQRコードを読み取ると、インターネットを経由して正規品情報と照会した検査結果が得られる。税関のIPMと合わせて、より高精度で信頼性のある真がん判定を行える。
同サービス導入の経緯について時田社長は「検討段階では、網点に情報を埋め込む微細表現を利用した海外製の真がん判定システムも候補に挙がった。最終的に、ラベルの製造性とシステムの扱いやすさ、コスト面でC2V Connectedを採用した」と話す。
ラベルの出力には、インクジェット方式のデジタルラベル印刷機ラベルマイスターを利用。ファーマーズ・アイが展開する他の可変情報ラベル、小ロット対応の業務にも活用されている。
里山の活性化を目標に掲げる同社は、ブランドオーナーや農業従事者を包括的に支援する、IoTを活用したサービス・製品をラインアップ。その中の一つとして、ブランドプロテクトラベルを「メロンやイチゴといった果物、国産米の価値を保護するもので、将来的にお客さまが海外展開を考える際、必要となるソリューション」(時田社長)として訴求。同社が手がける紙とフィルムを併用したフラットボトム袋「FLAT-5」、紙器・段ボールなどへ貼付することを想定する。
 
(2017年4月15日号掲載)

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