日本国内唯一のラベル関連専門紙

ナカバヤシが八光社を子会社化 小ロットラベル製造体制強化

アルバムやファイルの製造・販売や印刷・製本などを手がけるナカバヤシ(株)(本社・大阪市中央区北浜東、辻村肇社長、TEL06-6943-5555)は9月28日付で、ラベル印刷会社の(株)八光社(板橋区中丸町、中之庄幸三社長)の株式を買収し、完全子会社化した。ナカバヤシはこれまで、印刷製本関連事業でフォーム印刷を中心とした商業印刷を手がけることにより、ビジネス領域を拡大。同時に付帯する内容としてラベル分野にも展開してきた。近年展開している大ロットのラベル事業に加え、今回の買収に基づき小ロットのラベル印刷にも対応することで、事業拡大を目指す。

ナカバヤシでは、フォーム印刷をはじめ製本や手帳の製造、カラーコードなど情報管理用途の印刷物を製造する「印刷製本関連」、アルバムやファイル、ノート等の日用学芸品を製造・販売する「ステーショナリー関連」など7セグメントで事業を推進している。
特に、印刷製本関連事業では、フルカラー4色の高性能輪転印刷機に粘着塗工ユニットを搭載した機種を導入することで、大ロット印刷を中心にビジネスを展開。2016年3月期の売上高は271億円となっている。広報IR室の担当者は「保有する印刷機は、付加価値の高い製品が生産可能。自社ブランドのノートやアルバムの付属品として使用されるインデックスラベル、POPラベルをはじめ、物流ラベルなども受注して印刷している」と話す。
同社のビジネス傾向としては近年、ラベルの受注件数が伸長する一方で、ネット通販の普及に伴い、ラベルユーザーが必要な時に必要な数量を求めるケースが増加。納品書や送り状などで、受注1件当たりの小ロット化が顕著となっている。そのため「最低でも数10万枚を製造するタイプの既存機では、対応が困難」(同)であり、小ロットの仕事を受注した場合、他のラベル印刷会社へ外注するケースも少なくなかった。
このような状況を鑑み、同社では中期経営計画で、ラベルとパッケージを印刷製本関連事業における最重要分野に掲げ、小ロット対応も推進。同計画の一環として、八光社を完全子会社化するに至った。買収額は約3億円。
 

〈写真〉商品付随のインデックスラベルやPOPラベルも製造

 
(2016年10月15日号掲載)

紙面から

リコーはこのほど、192本のレーザー光源を高速かつ独立で変調駆動させる「高出力レーザーマーカー」と、同レーザー光の波長に反応して発色する層をコーティングしたサーマルメディアの技術を開発した。ラベルやパッケージへ異なる表示を毎分300メートルで印字することが可能。同社では、大量生産ラインでも搬送スピードに追従して可変情報印字を実現する新技術として、年度内での製品化を目指している。


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