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サプライヤー:リンテックが龍野工場を刷新(7月15日) |
リンテックは8月末に、印刷用粘着紙・粘着フィルムの主力生産拠点である兵庫県たつの市の龍野工場において、生産効率の向上と品質・納期面などでの競争力強化を目的とした工場全体の再構築工事を完了する。すでに5階建ての新工棟(第8工棟)が完成しており、現在は、裁断機などの設備移設を行いながら、段階的に稼働を開始している。設備投資額は約40億円。また同工場では、TIP(龍野イノベーション・プロジェクト)と名づけた現場改革活動も推進しており、これまで第2ステージへと進んでいる。同社では「印刷・情報材事業を、企業としての屋台骨≠ニ位置づけており、今後もラベル業界のニーズに積極的な対応を行っていきたい」と話している。
龍野工場は1969年の操業開始以来、生産設備を相次いで拡充するとともに敷地も拡張し、第7工棟まで増築してきた。しかし、各工棟間での仕掛品(ジャンボロール)や製品の移動作業などでさまざまなロスが生じており、以前から効率化が検討されていた。
このような背景から同社では、構内に分散していたロールの保管・裁断・出荷機能を集約する第8工棟を新設。同施設には、各工棟で製造された仕掛品をすべて一元管理する大規模な仕掛品自動倉庫に加え、製品化のために同倉庫から仕掛品を搬出し、移設・集約された裁断機に振り分けてスリット加工したのち、製品自動倉庫に納めるといったラインが組み込まれる。
同社ではこれまで、各工棟間における仕掛品や製品の移動をフォークリフトやクランプで行ってきたが、移動にあたっては表層部分などを傷めるケースも少なからずあり、また非効率的な移動や積み下ろしといった作業負担も、工場全体の生産性を低下させる要因となっていた。
今回、工場全体のレイアウトや動線を抜本的に見直すと同時に、仕掛品・製品自動ラック、そして各工棟をつなぐ自動搬送設備を導入。より効率的な計画生産体制の構築につなげるとともに、フォークリフトやクランプなどをほとんど使わず、大幅な効率化が実現する。これにより同工場では、1日あたり6000〜8000巻の粘着製品を出荷できる体制となる。
また仕掛品、製品のすべてのロールにはQRコードが印字されたラベルを貼付し、製造から保管・裁断、さらには出荷・配送といったロジスティクスを完全管理することで、誤加工や誤発送を防止する。万が一、出荷先でトラブルが発生した場合には、同時期に製造された一連のロット分の出荷を停止することが可能になるなど、トレーサビリティーにも対応。さらなる品質の安定化と迅速なデリバリ、そして顧客サービスの向上につなげていく。
なお同工場ではすでに、燃料を灯油から液化天然ガスに切り替え、環境負荷の低減にも努めている。今回の新棟建設を軸とした再構築は、損紙の発生や作業ロスの軽減により、環境対応にもつながるとしている。
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