|
|
㈳日本自動車タイヤ協会(JATMA・三野哲治会長)はこのほど、低燃費タイヤの普及促進を図る取り組みとして業界自主基準の「低燃費タイヤ等普及促進に関する表示ガイドライン(ラベリング制度)」を制定し、段階的に運用を開始した。同制度は、経済産業省と国土交通省が設置した低燃費タイヤ等普及促進協議会(座長・大聖泰弘早大院教授)が取りまとめたもの。タイヤの転がり抵抗性能とウェットグリップ性能を組み合わせた等級制度(グレーディングシステム)を確立し、一定値を満たすタイヤを低燃費タイヤとして定義した。
同ガイドラインは、ブリヂストン、ダンロップファルケンタイヤ、横浜ゴム、トーヨータイヤ、ミシュランが導入。消費者が交換用としてタイヤ販売店などで購入する乗用車用の夏用タイヤに適用する。
ラベリングに関しては、転がり抵抗性能とウェットグリップ性能のグレードを表示。さらにウェットグリップ性能がグレードシステム内で、転がり抵抗係数が9・0以下の低燃費タイヤである場合は「低燃費タイヤ統一マーク」を併記する。低燃費タイヤでないものに統一マークは入らない。
タイヤラベルに表示するほか、カタログやメーカーのウェブサイトで情報提供。消費者に周知することで、低燃費タイヤの普及促進と、空気圧管理の重要性、CO2の削減を目的とした。すでに横浜ゴムが「DNA
dB super E︱spec」「DNA Earth︱1」でのラベリング開始を発表。ガイドラインでは低燃費タイヤは年内までに運用し、それ以外は来年中の実施を目指す。
なお08年のタイヤラベルの国内生産量は年360万平方㍍と推定されている(オールシーズン、輸出を含む・本紙調べ)。
詳細は次のとおり。
【適用範囲】消費者が交換用としてタイヤ販売店などで購入する乗用車用夏用タイヤ
【グレーディングシステム】転がり抵抗係数…5等級(グレードAAA~C)ウェットグリップ性能…4等級(グレードa~d)
【低燃費タイヤの性能要件】転がり抵抗係数…9・0以下(グレードAAA~A)ウェットグリップ性能…110以上(グレードa~d)
用語説明…タイヤの転がり抵抗性能(単位移動距離におけるエネルギー損失)ウェットグリップ性能(路面がぬれた状態でのタイヤのグリップ力)
(2010年1月15日号ラベル新聞)
|
|
|
|
|